防錆・防食
既設のケーブル貫通部の浸水対策を、設備を止めずに施工せよ!
ハザードマップに対応した電気設備の津波対策を既設のケーブルピット部に施します。しかし、多様なケーブルが乱雑に配置されており、硬化型材料や通常の防水材料では施工が困難です。すでに防火区画材料が施されているため、それを維持しながら防水施工を行いたいと考えていました。
「開口部浸水対策工法」は、半永久的に硬化しない水膨潤型樹脂製止水材料「アクアストップ2100」、樹脂製半割管「CRK」、専用の無収縮モルタル材料を組み合わせたシステム工法です。地下ピットなどのダクト部のサイズや状況に合わせて、必要な材料数量を積算し、当社の自社規格水密性試験(0.049Mpsを30分間保持)に合格しています。
NETIS登録の「開口部浸水対策工法」(登録番号:KT-230237-A)を用いることで、設備停止なしに施工を完了できました。事前に地下ピットの寸法や外観状況を写真でいただき、施工指導を受けながら、段取り半日、施工半日で作業が完了しました。この工法は第61回JECAフェア製品コンクールで奨励賞を受賞しています。
事前にお客様から地下ピットのサイズ、ケーブル条数、現場状況の写真をいただき、材料数量を積算します。ご要望に応じて施工指導や施工会社の紹介も行っています。防火区画材料がすでに施されているため、その外側から、また建屋内側から施工しました。地下ピット内部を清掃後、樹脂製半割管「CRK」でケーブルを収容し、アクアストップ2100と難燃性モルタルで防水施工を行いました。最後に、CRK管路とダクト内側に無収縮モルタルを手詰めして施工完了です。
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